2012年2月6日月曜日

土下座の意味



真壁:
土下座の意味分かってて言ってんのかっつってんだよコノヤロー オェ
だったらヤラなくても構わねーぞ 東京ドームお流れでも構わねーよバーカ
全く何言ってんのかさっぱりわからんが、これは一種の技術だよね、正論をひっくり返すための。

土下座の意味分かってて言ってんのかっつってんだよコノヤロー」と言われると、「土下座の意味?はぁ?他にあった??」と考えてる間に間髪入れず、適当なことを捲し立てメチャクチャにして現場を立ち去り、結局土下座を回避する。アンタッチャブルな方々が使う手法ですね。ちなみに、
土下座(どげざ)とは、の上に直に坐り、平伏して座礼を行うこと。日本の礼式のひとつで、本来は極度に尊崇高貴な対象に恭儉の意を示したり、深い謝罪や請願の意を表す場合に行われる。(Wikipedia)

この試合はテレビで見た。真壁がスパイダージャーマンを決めたときに、スゲエ嫌な気持ちになったね。
脳梗塞やった人間が受ける技じゃねえだろ、詳細は新日のサイトにてどうぞ

2012年2月4日土曜日

論理的誤謬

理屈を構築して評価してしまうこと。

「彼は東大出身だから仕事も出来るはず。」

「ここのレストラン、シェフはフランスに留学して料理を学び、
最高級の肉を仕入れていると謳っているから、美味いはず」

川勝さんのこと


TBSラジオの粋な夜電波、DIG、都合5時間弱の追悼放送を聞きながら。

エディター川勝“ウディ”正幸さんが1/31,事故で亡くなった。
火災との事で、寝煙草が原因かと思ったが、非喫煙者だったそうで、
暖房器具からの失火が原因とのこと。

エディターという職業が存在することを知ったのは、彼による。
中高のころ読んでいた「宝島」の音楽・映画の記名記事で名前は記憶していた。
ビブラトーンズFUN(ベスト盤)がリリースされた時の記事を明確に覚えている。
上京してから、ライブ会場に行くと、南伸坊がメガネをかけたような出で立ちのひとがいつもいることに気付く。
程無く、彼が川勝さんだ、と知った。同時期、深夜のサブカル系テレビ番組にもちょいちょい出ていた。
ライブ会場では、開演前はいつも誰かしらと談笑していて、いずれ彼と話せるような身分になれれば、とミーハーな気持ちで横目で眺めていた。
ビブラストーン、ピチカート・ファイブ、ハバナ・エキゾチカ、オリジナル・ラブ。PFUNK.
インク芝浦、インク渋谷、クアトロ、渋公、草月ホール。六本木WAVE,青山ブックセンター。
ラジカルガジベリビンバシステム。スチャダラパー。ミュートビート、じゃがたら、ボ・ガンボス。
デニス・ホッパー、ジョン・ウォーターズ、ツインピークス、ゲンズブール、小津。
FMTV、モグラネグラ
彼を見かける、彼の存在を感じる=合格、というような感覚もあった。
アイドルという存在はサブカルとは相反するものだった時代に、
どアイドルの小泉今日子がサブカルの文脈で語られるようになったのは川勝さんの功績。
映画のパンフ、スタジオボイス、そしてTVブロス。どれだけ彼の原稿を読んだことだろう。
結局、話すどころか握手を求めることすらなかったけれど。

彼の仕事では、いとうせいこうMESS/AGEのインレイ、松本隆の風街図鑑、ビブラストーン詩集が思い出深い。邦画のBGMをコンパイルしたシリーズもいい仕事だった。

数年前、近田春夫がRICE名義で野外フェスに出演している映像がYouTubeにアップされていたので見ていたら、パーカー&リュック姿の川勝さんが写り込んでいて、相変わらず近田さんのフォローしているんだなぁ、と感心していた。
最後に見たのは、DOMMUNEか。

インターネットがあるこの時代には彼のような水先案内人は不要かという錯覚もあるけれど、
彼のアンテナに引っかかるものは安心できた。こんな人はもう現れないだろうな…。

エディターについて語るのに纏め上げられず面目ない。書き切れないな
ご冥福をお祈りいたします。

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町山さん泣いちゃったよ…

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オシャレじゃないと嫌だけど、オシャレすぎるのも嫌、面白く無いと。
うん、これが川勝さんのスタンス、江戸っ子が醸せない「東京」な感覚。軽妙洒脱。