2020年11月6日金曜日

「そういうレベルの話じゃ無い」2008

小1の三女は毎日男子と遊んでいる。

学校では女子とも遊ぶけれども、いろんな子と分け隔てなく遊びたい彼女にとっては、すでに派閥が出来上がっている女子グループはいろいろと面倒だからと放課後に女子と遊ぶのは敬遠している。


仲良しのMくんという男の子。

彼の家は学校とうちの途中の坂を下りた所にあるのだけれども、下校時うちのエントランスまで付いてきて、バイバイして引き返し、家へ帰る。遊ぶ約束をした日は、ランドセルを置いてまたうちまで迎えに来て、彼の家の傍の公園で遊び、時間になるとまたまたエントランスまで送ってくれる、というなんとも紳士なナイスガイ。


夕食時、三女に

「ホント仲良しだな! おねえちゃんたちには迎えに来てくれる男の子はいなかったな~」と持ち上げつつ、「何して遊んでいるの? 好かれてんじゃん??」とサグリを入れると、「こないだ『Wちゃんのことが好き』って言われた」と三女(Wちゃん)が打ち明けた。

「へー!」「で、どうしたの?」「何て答えたの?」とうちの女子たちは盛り上がる。ヨメが「何て返事したの?」と聞くと、三女は何も言わなかったそうで。するとまた女子たちは盛り上がって、あーでもないこーでもないと妄想を繰り広げつつ、「取りあえずお礼は?」とか「好きとかキライとかハッキリしてるの?」なんてワイワイ言ってると、三女が一言


「そういうレベルの話じゃ無い」


……三女が一番オトナか。