2017年9月26日火曜日

世界で最も悲惨な女性は日本人です - Dünya'nın en pinti, en cimri kadını bir Japon çıktı / Türkçe


中東の太鼓ダラブッカの映像を見ていたら、レコメンにJAPONの文字が見えたので、何げにクリックして見てみた。
この映像はExtreme Cheapskatesのシーズン1のエピソード2「Kate」として2012に公開されたものにトルコ語の吹き替えを付けたもの。トルコ語のタイトルは全く意味が分からないのでグーグル翻訳を掛けてみると「世界で最も悲惨な女性は日本人です」と表示される。

内容はテレビのドキュメンタリー的というか、ボンビーガールとか昔の「銭金」みたいなというか、いかに節約しているかという作りで、試供品溜め込んでたり洗濯は風呂と一緒にとか、ごみ拾ってリユースとか、最後にはえげつない食い物?みたいなのが出てきて友達ドン引きってなあれだったりとか、あーね的な貧困バラエティー感。

そこで、ここに登場するKate Hashimotoなる人物をググると即ヒット。女優さんね。
プロフィールには日本語に関する記述のかけらもない。中国語訛りの英語と中国語と書いてあるので中国人女優のようである。なぜ彼女がHashimotoという日本姓を使っているのか、日本人と見せることが特にメリットあるとも思えんし意図はよく分からんのだが。英語版も少し見てみたけど(結構いい声の方)確かに日本人の訛り方ではない。

女優ということで、この番組は完全な脚本通りなのか本当に彼女の私生活なのかミックスなのか定かではないし、コメントには「パーソナリティ障害だから病院に行け」とか書かれているけど、女優さんだからねえ。

ともあれ、このトルコ語のタイトルはミスリーディング(misleading)であることはよく分かった次第。

※最初にリンクしていたビデオは消えていたので置き換えています

2017年8月19日土曜日

この5年位のバンド活動とセッションと

覚書。

一昨年5月か6月ごろからまた通い始めた月イチセッション@多摩。
第3木曜日をグルーヴナイトと称して、一応ノンジャンルながらもグルーヴを大切にというお題目のこのセッションに通い始めたのは2012年7月のこと。
きっかけとなったのは、2009年に加入したいわゆるオヤジバンドが前年末に詳しい説明もなくリーダーの一存で突然解散し、同時期にイベント用バンドに誘われてリハが始まり、2012年7月のライブ後即解散となり、全くフリーとなったために、たまたまその頃mixiで知ったお店のそのセッションに行ってみるか、という乗りだった。

当時はベーシストがホストで、参加者も両手の数は来ていて楽しかったんだけれども、ホスト自体曲者で平気で駄目出しをする人で、しかもそれが結構きついこともあって、一見さんも再訪することもなく、だんだんと常連数名に固まってきてしまい、やる曲もほとんど同じで課題曲みたいな雰囲気になってきて、結局バンドとなった。2013年10月、ギグをよそのブルースバーでやることになったが、ギグの後ボーカルとホストがそこのオーナーともめて、なぜか翌月の私の誕生日にこれまたリーダーの一存で翌月のバンド解散発表。その上その2人の雰囲気もぎくしゃくしてきて、ついにボーカルが――仕事の事情もあるとのことだったが――セッションに来なくなってしまった。

先のオヤジバンドはその後割とすぐ再結成――これは相談を受けたし、突然の解散理由も話してくれた――し、2013年夏と秋にライブ。先のイベントバンドも2013年3月にもう一度ライブしたり、その関連で友達になったバンドのイベントに呼ばれたりとか、2013年は外での活動はちょくちょくあった。

そのセッション自体は、ホストの関係でレゲエ関係者が出入りするようになってきて、2014年には彼らは自分たちで企画イベントをするようになり、私も要請を受けて参加はしていたが、諸事情により夏前を目処に参加をやめたと同時に、ホストが途中で帰ってしまうようになってきたそのセッションからもフェードアウトした。FBを見ると先の常連バンドのメンバーがセッションしている様子も見えたが、ホストに不信感もあったので敬遠していた。

2015年頭に個人的事情でオヤジバンドを脱退。元々大学サークル発祥のバンドなので、メンバーの入れ替わりは多々あれど、もう学生ノリはいいかなという気持ちが湧きつつあったし、やはり部外者なことを思い知らされるようなこともあった。今はほぼ昔のメンバーに戻っていて、うち2人は欠員が出たときに私がリーダーに彼らを提案したときには無理だって言っていたが、それはそれでいい形に収まったなとは思う。また特別嫌な思いもあるわけではないし、むしろ精神的にダメージを受けたときによりどころになったのがこのバンドだったので、彼らのことは応援していく気持ちではいるし、実際に先月はライブにも伺って楽しんできた。

オヤジバンド脱退に向けて逡巡していた2014年暮れ、最近お店にあるギタリストが来るようになったといううわさを耳にした。その人がグルーヴナイトのホストになったと聞いて、2015年5月に行ってみて、彼の圧倒的なテクニックと知識と膨大な採譜ファイルと息を付かない饒舌ぶりにカルチャーショックを受けて、以来2016年7月~9月を除いて毎月行っている。正直演奏しにというより彼のギターを感じるために行っているというのが半分以上のモチベーションになっている。

実は昨日(変則的に金曜だった)、セッションタイムが終わって、楽器を鳴らしつつ雑談しながら遊んでいたのだが、普段はあまり駄目出しをしないホストが今回は珍しく説教したり――というのもセッション中ある人が彼の書き譜をスマホで撮ったことがトリガーだったが――あれこれ言っていて、その場では自己流トランペッターが俎上に載せられて、ジャズセッションの常套のエンディングの数小節をループするターンオーバーで駄目出しを食らいまくっていた。すると私にも、ちょっと弾いてみてと振ってきて、ええと、と思いながらアドリブを弾いてみると、初めて「いまいち。長いし歌ってないしよく分からない」と言われた。まあこの2年間は常に褒められて、何でも曲知ってるねとかバッキングうまいとかグルーブ持ってるとか、とにかくおだて上げられてばかりいたので、正直言葉からは得るものがなかったのだが、そのコメントは胸に刺さった。その上、こんな感じで持っていけばと王道的なフレーズをピアノを弾いて、もう一度やってみると、うん、そんな感じならまとまるし終われるでしょ、と。まさしくレッスンだなと非常にありがたい数分間だった。このために2年来てたかいがあったという実感もある。そしてこういう言葉をもらえると、練習してまた行こうという気にもなるものなんだなと初めて思った。というのも、私も楽器は習ったことが全くない自己流なので、教えてもらうことがモチベーションになるという感覚は知らなかったからだ。またこのホストにそう言ってもらえるのと、その辺のよく分からん擦れたジジイのアドバイスとは次元も価値も全然違うし。

そのホスト(先生)の演奏をこちらに。