2006年4月23日日曜日

椎茸

10日程前、近隣のスーパーに寄ると
椎茸の「ほだ木」が売っていたので
物珍しさでかってきた。
25センチほどの木に、20箇所ほど菌が埋め込まれている。
大分産で800円程。

手書きコピーの取説に従って、
一昼夜バケツの水に水没させ、
あとは日の当たらない室内に置いて。
約一週間でこんな具合に成長した。


子ども受けもよく、食べるのが可哀想とも、
木から生えてるからきのこなのか、とも。

写真を撮った後、子どもが居ないうちに全て収穫。
収穫後は木を2月程寝かせて、また水没させてやると
同じように生えてくるらしい。4~5回楽しめるとのこと。

下の一番大きいのを試しに醤油をつけながら炙っていたら
帰宅した長女が寄ってきて、「美味しそうな匂い」だと。
さっき可哀想って言ってたじゃん!

正直椎茸としての風味は今ひとつだったけれど、
食感はまあまあで、美味しく楽しくいただきました。

育てる→収穫する→食べる、の過程を、
庭が無くてもお茶の間で見て取れるのは良い体験かもしれない。

桜花爛漫


満開ですな。実に素晴らしい。
駅から大学構内をくぐり抜ける帰路も、
近所の公園も、家から見える山肌も、
納品先近所の川岸も道路も、皆美しい。
色が年々白くなっているなんて筑紫が言ってそうだけど
それもまぁ自然現象と捉えて大らかにね。
合間に見える山桜のビビッドなアクセントが
相乗効果を生むわけで、また一興。

明日(4/6)の入学式はきっとよかろうもん。
週末までもってくれると、良いなぁ

午前中、散髪前にコンビニへ向うと、
途中の公園が、また見事に繚乱で。
はぁと思いつつ傍を通ると、チャリが三台止まっていて。
見ると、小学生の男子が三人、シートを敷き、
ペットボトルやお菓子を並べてお花見…!?
一応目を凝らしたが手元にゲーム機器は見当たらずで。
こいつらガチかよ…

花見=酒、だったが、花見=花見となったのはいつだろうか。
二十代前半、職場から10分程度の所に千鳥ヶ淵なんて名所が
あったにもかかわらず、大して気にせず寧ろ酒!だったが、
今世紀に入ってからは、開花を心待ちにしている自分がいる。
ふと考えると、
花の美しさを愛で、喜ぶようになれたのは、
子どもたちと一緒に花見できるようになったからだなぁ。
春の陽を浴びながら、家族で花の下でお弁当食べたり、
走り回ったりスケッチしたりするだけで
とても豊かな気持ちになれるんです。

とはいいながらも一杯やりながらの花見。サイコーです。

(2006/4/6)

至言

妻と込み入った話になり、
結論が



「あなたとは同僚」




目から鱗がぼろぼろと。

At last I'm free (Robert Wyatt version)が
脳内に鳴り響く。

(2006/2/9)

11年前のある週末の日記

1/14金曜日
仕事を終えて、結婚前の今のカミさんとホームに立った。
珍しく休日出勤の必要がなかったのと、仕事の倦怠感から
「こっちに乗ろう」と家とは逆方向の電車に乗った。
途中、駅の階段で酔っぱらいにぶつかり、絡まれる。蹴飛ばし逃げた。
東海道線に乗換え、そのまま南下。
駅を追っていくと、「熱海」の文字が目に入った。
熱海に降り立ったのが23時頃。温泉場へは行けず、
駅から見えたビジネスホテルに飛び込み、何とか一夜を過ごした。

1/15土曜日
熱海の朝の商店街をプラプラしつつ、どうしようか相談。
名古屋に行ったことが無いので、行こうかってなノリで名古屋へ。
道中は快晴だったのに、長いトンネルを抜けて名古屋方面に
近づくにつれ、大粒の雪が降っていた。
名古屋って、雪降るの???
昼過ぎに名古屋到着。雪で交通マヒ状態。
「ビルヂング」のロゴ上にも雪が積もっていた。
地下街面白いーレコ屋高いーなんて散策しつつ、
夜は矢場とんで「わらじカツ」を食す。繁華街のビジネスホテルに泊。
テレビで「元祖国際秘宝館」のCMを見、大爆笑。
明日は帰らないと、と思いつつも、
折角ここまで来たんだから、もうちょっと下らない?と提案。
オレとしては、神戸まで行ってみたいんだよねーなんて。
一日くらい休んでも、まぁ問題ないでしょ!なんてノリで。

1/16日曜日
雪が積もる名古屋。でも、城&鯱は拝んどかないと、と名古屋城へ。
拝観、一周して、さーてどうしようか?と。
カミさんが「雪もあるし、戻らない?」てなことをいうので、
一応神戸行ってさぁ、みたいな話をするも、
仕事もあるし、と却下される。(仕事に積極的なのは未だに妻)
名古屋駅で、家に戻ることに決める。北上。
途中、某駅で男トイレに並ぶ婆軍団に遭遇、圧倒される。
23時頃、彼女の家に到着。またこんな目的の無い旅が出来ればな…
なんて思いながら、翌日の出社に備えて早く就寝。

1/17月曜日朝
テレビをつけた彼女に叩き起こされた。

(2006/1/18)

山があるから登るのさ

ほんの出来心でした。

朝、用を済ませ、天気もいいし家に直帰ももったいないので、
車を津久井湖へ向けた。道が空いていて、15分ほどで到着。

駐車場からは湖が見え辛いので、高台へと歩いていると、
「城山・山頂1.4km」の標識が。
低い山だし、登山道も整備されているだろうし、
ハイキング気分でちょっと呼ばれようか…と
軽い気持ちで登り始めた。

夜露のせいか登山道は濡れ、その上に枯葉が積もっている。
数十メートルに成長したひのき林に圧倒されつつも、
足をとられないように慎重に歩いてると、標識が。
もうそろそろ半分位かな?と見るも、「山頂1km」
ここまで来たのに引き返すのも癪なので登ることに。

途中急角度斜面が幾度かあり、気合を入れて登る。
額に汗しながら約30分ほどで山頂へ到着。
木々に囲まれていて、湖が全然よく見えない!
でも、遥か都心・新宿のビル群やヒルズがくっきりと見えた。

尾根伝いに散策し、神社・城址(石碑しかない)を見、
「堀切」を体験し、休息所のノートを見て笑い、
(小学生がエロ知識を総動員してエロ単語を書いていて爆笑)
途中犬とすれ違いながら、下山。
元の登山口に戻る頃には、膝が笑っていた…。
しかしまぁよくもあんなところに城を建てたもんだ。

売店で梨(3個で80円)と生蕎麦をレジに持っていくと、
レジのおばちゃんが
「あれ?お蕎麦、地物はいってなかった?……あー来てないね」
といいながら、レジ打ち・袋詰めしつつ、
「これ日持ちするんだけど(賞味期限に結構余裕有)
 こういっちゃナンだけど、いろいろ混ぜてるから、
 地物のほうがおいしいのよ!」
……余計なお世話です!と思いつつも、袋を渡され、
また今度「地物」を買いに来ますねーと言って出た。

(2005/11/16)

シュワキ マセリ

最近末娘がピアノに興味があるようで、
一日一回は椅子に座ってピアノを鳴らしている。
手を広げると丁度5度になるので、
左右ともパーでピアノを叩くといい具合に
テンションコードになってて、なかなか笑える。

今夜もレロレロ弾いていたので、隣に腰掛け
追いかけっこ(オレが弾く音とリズムを
娘が真似する)して遊んだ。
まだえびせんみたいな指だけど、真剣な顔をして
ヨダレをたらしハァハァいいながら追いかけてきた。
風呂に呼ばれて終わったが、満足そうだった。明日もやるか。

そういえばこの子は二歳半で
ナイトメアビフォアクリスマスの最初の曲を
姉たちと歌っていたなぁ などと思いつつ、
オレが最初に覚えた歌ってなんだっけ?と思いを巡らした。

幼稚園や保育園に行っていなかったので、
音楽は専ら父親のレコードなどとテレビ・ラジオからだったが、
表題の曲がかなり小さい頃の記憶として残っている。
曲名は賛美歌の「もろびと こぞりて」。
クリスチャンではないけど、賛美歌集のソノシートブックがあり、
ソノシートに印刷された蝋燭の写真が綺麗だったので
よくかけて貰っていた。

本当は「主は 来ませり」なんだけど、意味などわからず、
ただただ語感が面白かったんだろうな。
サビをこう歌いながら絵を描いたりして遊んでいた。
「しゅわき ませりー しゅうわっきーまっせぇりー
 しゅうわぁあ~しゅわぁああっきーまーせーりー」

娘達も、いつも車中でかけているフェラクティの曲に合わせて
「あっぎゅめーん あーぎゅめん」とか「カチャ!カチャ!」って
一緒に歌っているけど、やっぱり語感が面白いみたい。
こういう所を大事にしてやらんといかんな、と
焼酎「岩窟王」をやりつつ思う晩夏の深夜。

(2005/9/14)

投稿再開

自分が意義を見出せていない頃にスタートしたこのBLOG。
書きなぐり捨て置いた状態で約2年間放置していたが
SNSなどを通じて試行錯誤を繰り返しているうちに
自分が取るべきスタンスがおぼろげながら見えてきた。

とは雖も、取るに足らない話題に終始するような気もするが。

まあ、いい。
ここは利己主義でいこう。