2010年3月25日木曜日

盗品

Bオフで時間を潰していたら、オッサンが警察官と一緒に入店してきた。
尋常じゃない雰囲気をオッサンが醸していたので、側の棚で聞き耳をたてた。

どうやら、オッサンは本屋かなにからしく、倉庫荒らしにあってしまい、ここに盗品が持ち込まれているとの情報を得てやってきたらしい。口調は興奮気味なのも手伝ってか、ちょっと北関東っぽい訛りが出ている。
買取手続きをしたのらしいバイトがカウンターで聴取を受けている。
買取りの状況や時間、持ち込まれた物の様子、本人確認は保険証でした、と。
「じゃあ控え、あんでしょ?コピーとか」
しかし、バイトの様子から、確実な証拠を出せないような状況であると見て取れる。
業を煮やしたオッサン、
「オレも古物(取り扱い)の免許持ってるからいうけど、それじゃ法律違反じゃん」
バイトはマニュアルどおりやってるだけだから、そこ突っ込まれても困るだけで。
どうにも埒があかないようで、しばらく問答していたが、10分ほどたってカウンターの様子を伺うと、オッサンは帰ってしまっていて、2人の警官が調書を取っている様子だった。

盗品が転売されている様子は、ニュースで見聞きしていたが、実際その現場に出くわすと、両者ともに被害者だよなぁと思わざるを得なかった。

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